トヨタ:米国でレクサス24.5万台リコール-届け出まで2年

トヨタ自動車は26日、燃料系統 の不具合でガソリン漏れが起きる恐れがあるとして、高級車「レクサ ス」のリコール(無料の回収・修理)を米当局に届け出た。初期調査 では不具合を発見できず、最初の報告を受けてから届け出までに約2 年を要した。

トヨタが26日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出し た資料によれば、燃料の臭いがするとの報告を米国で最初に受けたの は2009年3月だった。

米国トヨタ自動車販売の広報、ブライアン・ライオンズ氏は、ト ヨタはこの件を調査したほか、09年中にさらに2件の報告を受けたが、 「部品の異常は見つけられなかった」と説明した。報告のうち1件は 英国からのものだったという。

トヨタはこの日、米国でレクサスの「IS」と「GS」、約24万 5000台について自主的なリコールを実施することを明らかにした。車 両を調査し、燃料圧力センサーの締め付けを強化するとしている。

同社は、燃料パイプと燃料ポンプ、圧力センサー、スペアタイヤ キャリアーに不具合の可能性があることを理由に、全世界では約170 万台のリコールを行う。日本では約128万台が対象。

「針1本より」

NHTSAへの資料によると、トヨタはレクサスの不具合の可能 性を昨年1年間かけて分析。しかし製造工程を見直し、不具合に関す る追加報告を受けるまでは、パイプ部分の締め付けが不十分だったこ とが原因の可能性があるとの結論に至らなかったという。

自動車業界調査会社、米オートパシフィックのディレクター、エ ド・キム氏は、今回トヨタが問題を突き止めるのに時間を要したのは、 自動車の構造が複雑化していることを考えると異例ではないと指摘。 「多くの場合、干し草の山から1本の針を探し出すより難しい」と述 べた。

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