三菱重株が反発、今期営業利益の上振れ観測-プラントなど

三菱重工業株が一時、前日比4.3% 高の338円と反発。同社の2011年3月期の連結営業利益が従来予想を 上回りそう、と27日付の日本経済新聞朝刊が報道。足元の良好な収益 環境を評価する買いが優勢となった。終値は4%高の337円。

同紙報道によると、採算管理を徹底したことでプラント事業の利 益率が向上、自動車用機器など量産品の販売も回復しており、 今期(11 年3月期)の連結営業利益は前期比約35%増の900億円程度になった もようという。10月末の上期決算時に据え置いていた会社側の今期予 想は750億円で、報道数値はこれを150億円程度上回ることになる。

コスモ証券の西川裕康アナリストは、利益上振れ報道がきょうの 株高要因と受け止めている。報道数値は同証予想と同額、会社側計画 は保守的だっただけに妥当と見るが、プラント事業に関しては受注か ら売り上げ計上まで時間を要し、材料費高騰や為替の影響を受けやす い中で「利益が出てきたのはサプライズだった」と述べた。

同証が予想する三菱重の機械・鉄構セグメント(プラント事業含 む)の今期営業利益予想は280億円だが、報道内容が事実なら、この 水準から上振れの可能性もあるという。

また、西川氏は来期の見通しについて為替次第としながらも、「原 価の低減がうまくいけば、今後利益が出てくる可能性が高い」とし、 増収増益を見込んでいる。ブルームバーグ・データによると、昨年11 月時点で同証による12年3月期の営業利益予想は1100億円。現在の 目標値を360円としている株価見通しに関しては、「来期はもう少し上 値の余地がある」と言う。

一方、三菱重の広報担当者はブルームバーグの電話取材に、営業 利益などについては決算前でコメントできないとした上で、報道内容 については当社の発表に基づくものではない、と話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE