グリー株3カ月半ぶり高値、中国大手企業と提携-格上げも

携帯向け交流サイト・ゲームサイ ト「GREE」を運営するグリー株が一時、前日比11%高の1343円 と大幅に3日続伸。同社は26日に中国インターネットサービス大手と の業務提携を発表、今後のシナジー効果を見込む買いが膨らみ昨年10 月5日以来、約3カ月半ぶりの高値水準を回復した。

26日の取引終了後に発表されたリリースによると、グリーは中国 のインターネットサービス大手のTencent(本社:広東省深セン)と 業務提携する。スマートフォン(多機能携帯端末)版の交流サイト「G REE」にさまざまなアプリを提供することが可能なプラットフォー ムを利用するパートナー企業のソーシャルアプリと、Tencent社が提 供するソーシャルアプリを互いのSNSで容易に展開することが可能 になるという。

JPモルガン証券では26日、グリー株の投資判断を従来の「中立」 から「オーバーウエート」に、目標株価を1000円から1400円に引き 上げた。上出浩史アナリストは投資家向けリポートで、今回の提携は 同社にとって重要な海外事業展開であると指摘。「経済ファンダメンタ ルズが短期的に好転する可能性が低い中、同社の中長期的な収益成長 見通しに対して株式市場はポジティブに捉え、バリュエーション・プ レミアムの上昇につながる」との見方を示した。

同氏によると、今回の提携が短期的に同社に与える収益面での影 響は小さいが、同社の国内プラットフォームがソーシャル・アプリ・ プロバイダーにとって非常に魅力的になった点が評価されるという。 提携により、「中国への扉が開かれると受け止められ、競合企業に対し 競争力が増すと考えられる」とも指摘している。

新目標株価は、WACC(加重平均資本コスト)9.3%、永久成長 率1%を基準に同証による10年度予想PERの18.9倍に当たる。

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