中国は5年以内に危機に直面、投資家の45%が予想-BN調査

世界の投資家は中国の絶え間ない 経済成長の終わりを覚悟しており、同国で金融危機が向こう5年以内 に起きるとみる投資家は全体の45%に上った。ブルームバーグが端末 ユーザー1000人を対象にまとめた四半期調査で明らかになった。

1月21-24日実施の同調査によると、2016年よりも後の危機発生 を予想したのは40%。中国が永久に混乱を免れるとの回答者は7%に すぎなかった。

調査に回答したスロバキアのTRIMブローカーの通貨ストラテ ジスト、スタニスラブ・パニス氏は「中国が与信を原動力にした投機 的バブルの真っただ中にあり、持続不可能であるのは疑いない」と指 摘。予想される影響は、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローン市場崩壊の後遺症のようなものになると述べた。

1月20日に中国国家統計局が発表した2010年の経済成長率は

10.3%と、3年ぶりの高い伸びとなった。09年は9.2%だった。国内 総生産(GDP)は39兆8000億元(約497兆円)。

中国の金融が何らかの緊急事態に陥れば世界中に影響するのは必 至とみられる。中国の輸出入の総額は昨年3兆ドル(約247兆円)で、 その約13%は対米貿易だった。中国は昨年11月時点で米国債を8960 億ドル保有している。中国の胡錦濤国家主席が先週訪米してホワイト ハウスでオバマ大統領と会談したことにも米中間の貿易・投資関係の 強さが示されている。

ブルームバーグの調査結果によると、中国はバブルだと答えたの は全体の53%に対し、こうした見方に異議を唱えたのは42%だった。 近隣諸国の回答者の懸念が最も強く、アジアに本拠を置く回答者で中 国がバブルだと指摘したのは6割に上った。

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