【個別銘柄】ファナック、日立化、三菱重、グリー、日立国際、りそな

きょうの日本株市場で株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

ファナック(6954):前日比4.6%高の1万3250円で、東証1部 の売買代金首位。午後に発表した2010年4-12月連結営業利益は前年 同期比5.1倍の1377億8000万円だった。中国などアジア市場の需要が 好調でFA部門やロボット部門が伸びた。直近の10-12月営業利益は 487億円と、7-9月の480億円を上回った。

日立化成工業(4217):7.4%高の1864円。10年4-12月の連結 営業利益は前年同期比28%増の358億円となった。中国をはじめとす る新興国でのデジタル家電、自動車向けの需要が増加。据え置いた11 年3月期計画(440億円)に対する9カ月進ちょく率は81%。シティグ ループ証券では、自動車関連は堅調で、新製品のタッチパネル用充てん フィルムは予想以上に伸びているもようとし、通期会社計画は上振れの 可能性があると指摘。投資判断の「買い」を確認した。

三菱重工業(7011):4%高の337円。11年3月期の連結営業利 益は前期比約35%増の900億円程度と、従来予想を150億円程度上回 りそうと27日付の日本経済新聞朝刊が報道した。プラント事業の利益 率が向上、自動車用機器など量産品の販売も回復するという。ブルーム バーグ・データによるアナリストの予想平均値は801億円だったことか ら、業績は予想以上に好調だと受け止められた。

グリー(3632):7.2%高の1300円。中国ネットサービス大手の Tencentと業務提携した。スマートフォン(多機能携帯端末)版交流サ イト「GREE」にさまざまなアプリを提供できるプラットフォームを 利用するパートナー企業のソーシャルアプリと、Tencentが提供するソ ーシャルアプリを互いのSNSで容易に展開することが可能になる。J Pモルガン証券では、同社の中長期的な収益成長見通しに対し市場はポ ジティブに捉え、バリュエーション・プレミアムの上昇につながると予 想、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。

日立国際電気(6756):13%安の758円で、東証1部値下がり率1 位。11年3月期の連結営業損益予想を従来の75億円の黒字から45億 円の黒字(前期は43億円の赤字)に減額した。通信・情報システム分 野での投資抑制による需要減少や価格競争激化、放送テープレスシステ ム関連の追加コスト計上などが要因。野村証券では、業績大幅下方修正 はネガティブ・サプライズとし、投資判断を「1(買い)」から「2 (中立)」へ下げた。

NECモバイリング(9430):4.9%高の2477円。10年4-12月 連結営業利益は前年同期単独ベース比12%増の74億2400万円だった。 携帯電話端末の保守サービス需要が好調だった。11年3月通期計画90 億円に対する9カ月進ちょく率は82%。日興コーディアル証券では、 営業利益は会社計画を上回る進ちょく状況であると推定、需給緩和とラ インアップ拡充から1-3月以降のスマートフォンによる利益寄与は拡 大すると予想。携帯販売会社セクターでのトップピックを強調した。

アルファシステムズ(4719):10%安の1468円と、東証1部値下 がり率3位。一部不採算案件の影響が当初予想を上回る見通しになった とし、11年3月期営業利益予想を12億5000万円(前期比61%減)へ 減額修正した。従来予想は26億5000万円で、減益幅が拡大する。

りそなホールディングス(8308):4.7%安の426円。一時423円 まで下げ、公募価格の440円を割り込み、上場来安値を更新した。増資 に伴う国内募集分での安定操作可能期間がきのうで終了し、需給面から は下値が支えにくくなっている。

アマダ(6113):6.2%高の719円。モルガン・スタンレーMUF G証券では、業績の勢いや競争力に再評価余地があるほか、PBR(株 価純資産倍率)は調査対象企業の中で最も低いとし、「オーバーウエー ト」で調査を再開した。目標株価は900円。

THK(6481):5.1%高の2154円。クレディ・スイス証券では、 月次受注が再加速する公算が大きいとして11年3月期と12年3月期の 営業利益予想を増額修正。目標株価を2200円から2500円に引き上げた。

シンプレクス・ホールディングス(4340):16%高の4万3200円。 10年4-12月の連結営業利益は前年同期比5.5%増の17億8300万円 だった。売り上げ増に加え、システムインテグレーション事業などの利 益率改善が寄与した。据え置いた11年3月期計画(22億5000万円) に対する9カ月進ちょく率は79%。大和証券キャピタル・マーケッツ では、直近3カ月動向から判断して業績と受注は最悪期を脱したとし、 妥当株価は4万2000-4万5000円としている。

日本水産(1332):2.7%高の270円と続伸。メリルリンチ日本証 券では、魚価が世界的に上昇し、同社は水産インフレの恩恵を受けると 評価。投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に引き上げた。 目標株価は340円。

日本航空電子工業(6807):1.7%安の626円。IT・自動車関連 市場などの需要回復、コスト削減などで10年4-12月の連結営業利益 は前年同期比3.1倍の55億6800万円となったが、79億円とする11年 3月期計画は据え置いた。9カ月進ちょく率は70%。ゴールドマン・ サックス証券では、直近3カ月の営業利益は同証券の予想を下回ったと し、通期計画の達成は厳しめと指摘。

ヤマダ電機(9831):2.7%高の5650円。10年4-12月連結経常 利益は前年同期に比べ6割強増の1000億円を超えたもよう、と27日付 の日経新聞朝刊が報道。昨年12月のエコポイントの付与額減少を前に した駆け込み需要が主因という。

イトーキ(7972):3.2%安の215円。10年12月期の連結営業損 益は従来の2億円の黒字予想が一転、5億2000万円の赤字となったも ようと26日に発表。販売競争の激化で計画に比べ売上総利益率が低下 したことが響いた。

小糸工業(6747):2.8%安の141円。航空機シート部門での納入 遅延問題をめぐる損害賠償引当金繰入額の計上、解約となったシートの 棚卸資産評価損の計上により、11年3月期の連結純損失は従来の159 億円から163億円に赤字が拡大する見通しと前日発表した。

日本バルカー工業(7995):3.2%安の269円。生産性の向上で11 年3月期の連結営業利益予想を28億円から30億円(前期比2.8倍)に 増額したが、ブルームバーグ・データで唯一のアナリストカバーである 立花証券予想の31億円に届かなかった。前日に52週高値280円を付け た中で、過度の業績期待が後退し売り圧力が強まった。

ヤーマン(6630):20%高の2060円。2月末に1株を2株に株式 分割すると朝方発表。流動性向上や最低投資金額の低下が期待された。

ACCESS(4813):1.5%安の11万700円。独立系株式調査会 社TIWでは株価判断を「2(ニュートラル)」から「3(ネガティ ブ)」へ2段階引き下げた。ビジネスモデルが崩れかけているとし、会 社側が再構築を進めている状況ながら、株価は当面軟調な推移を余儀な くされるだろうと分析している。

ゴメス・コンサルティング(3813):4.7%高の7万800円。親会 社のモーニングスター(4765)が完全子会社化する。ゴメスコン1株に Mスター2.2株を割り当てる。株式交換の効力発生日は4月22日で、 ゴメスコンの上場廃止日は4月19日。きのう終値が交換比率から計算 した理論価格を下回っていたため、さや寄せの動き。

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