鉱業協会会長:資源メジャーに「強気姿勢」、製錬各社が銅鉱石交渉で

日本鉱業協会の仙田貞雄会長(三井 金属社長)は27日の定例会見で、資源メジャーなどとの2011年の銅鉱石 の輸入価格交渉について、中国の買い控えなどによる需給緩和を背景に 国内銅製錬会社が「強気姿勢」を示していると語った。

仙田会長は、「現在のスポットマーケットの需給軟化を反映して製 錬各社が強気の交渉をしていると聞いている」と述べた上で、製錬側の 取り分が去年に比べ、「高くなる」との見方を示した。

国内製錬最大手のパンパシフィック・カッパー(PPC)は南米の ある銅鉱山との交渉で、製錬側の取り分となる加工費を1トン当たり約 453ドルとすることでこのほど合意した。取り分は、足元の需給緩和を 反映し10年分に比べ72%増えており、製錬側の収益改善要因となる。

三菱マテリアルは具体的な条件は明らかにしていないが、BHPビ リトン、米フリーポート・マクラモン・カッパー・アンド・ゴールドと の間でそれぞれ11年の価格交渉に合意したとしている。

銅鉱石の輸入価格は、製錬側が銅鉱山と事前に合意した取り分とな る加工費をロンドン金属取引所(LME)の銅価格から差し引いて算出 される。

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