ビニスマギECB理事:輸入されるインフレをもはや無視できない

欧州中央銀行(ECB)のビニス マギ理事は27日、輸入物価の上昇によるインフレを政策当局はもはや 無視することはできないとの見解を示した。ドイツの輸入物価は先月、 29年で最大の上昇となった。

同理事はイタリアのボローニャで講演し、「輸入品の価格上昇が恒 常化し繰り返されれば、ユーロ圏を含めた先進国のインフレに影響を 与えるようになるだろう」と指摘。「この現象をもはや無視できな い」と続けた。

ドイツの輸入物価インフレ率は昨年12月に12%と、1981年10 月以来の高水準となった。ユーロ圏のインフレ率も同月2.2%とEC Bが上限の目安とする2%を約2年ぶりで上回った。

ビニスマギ理事の発言に反応してユーロは上昇したが、同理事は 発言についてECBの政策を示唆するものではないと強調した。その 上で、過去10年の政策当局の傾向は「インフレを過小評価することだ った」と指摘し、「そのような誤りが非常に緩和的な金融環境を成長が 再開した後まで持続させる要因になった」と分析。「世界の他の地域で の勢いが、輸入品の価格上昇加速につながる可能性は、従来以上に 高い」と警告した。

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