シカゴ穀物相場:軒並み上昇-食料高騰で暴動相次ぐ、米国産需要拡大

シカゴ市場では小麦相場が2009年 11月以降で最長の上昇相場となり、トウモロコシや大豆も買われた。 各国が食料価格の上昇抑制や社会不安鎮静のため米国からの買い入れ を増やしたことが要因。米国は世界最大の輸出国。

国連は食料輸出国に対し、世界市場の「不透明感や供給途絶の深 刻化」を回避するため輸出を制限しないよう「強く勧告」している。 価格や失業率が上昇するなか、エジプトやアルジェリア、モロッコ、 イエメンでは反政府暴動が相次ぎ、チュニジアでは政権が崩壊した。

A/Cトレーディング(インディアナ州)のジム・ジェルラック 氏は「主権国家は社会不安を防ぐため食料の備蓄を開始しており、そ れが米国産穀物の需要を押し上げている」と指摘。「各国が備蓄の積み 増しを始めている局面では人為的に需要がかなり刺激される」との見 方を示した。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物3月限は前日比18.25 セント(2.2%)高の1ブッシェル当たり8.565ドル。7営業日で11% 上昇した。一時は8.6125ドルと、中心限月としては昨年8月6日以来 の高値を付けた。過去1年間では73%高騰している。

トウモロコシ先物3月限は3日ぶりに反発し13.75セント(2.1%) 高の同6.5775ドル。大豆先物3月限は11セント(0.8%)高の同13.855 ドル。過去1年間で46%上昇した。

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