1月26日の米国マーケットサマリー:ダウ平均一時1万2000ドル台

ニューヨークの為替・株式・

債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日

ユーロ/ドル 1.3693 1.3681

ドル/円 82.29 82.25

ユーロ/円 112.69 112.54

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率

ダウ工業株30種 11,985.44 +8.25 +.1%

S&P500種 1,296.64 +5.46 +.4%

ナスダック総合指数 2,739.50 +20.25 +.7%

債券 直近利回り 前営業日比

米国債2年物 .63% +.05

米国債10年物 3.42% +.09

米国債30年物 4.59% +.10

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率

COMEX金 (ドル/オンス) 1,333.00 +.70 +.05%

原油先物 (ドル/バレル) 87.67 +1.48 +1.72%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で4日ぶりに上昇した。 米金融当局による量的緩和策が米景気回復を支えるとの観測が背景。

米国債は下落、利回りは押し上げられた。米連邦公開市場委員会

(FOMC)は会合後に発表した声明で、「経済の回復は継続してい

るものの、そのペースは労働市場の状況を著しく改善させるには不十

分であることが確認された」と述べた。

BNPパリバの為替ストラテジスト、メアリー・ニコラ氏は、

「ドルはFOMC声明発表後に一時下げたが、その後は米国債利回り

の上昇に追随し、上げている」と述べ、「全体的にFOMCは非常に

ハト派的な姿勢だった。そのトーンはあまり変わっていない。その意

味ではドルが突然上昇したのは驚きだ」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時49分現在、ドルは対円で0.3%高の

1ドル=82円50銭(前日は82円25銭)。ドルはユーロに対しては

1ユーロ=1.3682ドル(前日1.3681ドル)。ユーロは対円で

0.3%上げて1ユーロ=112円89銭。前日は112円54銭だった。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は2008年6月以来で初 めて1万2000ドル台を回復する場面があった。米連邦公開市場委員 会(FOMC)が量的緩和措置を維持したことや、米新築住宅販売が 予想を上回ったことを好感した。

住宅建設のレナーやKBホームはいずれも高い。商品価格の上昇

を追い風にアルコアやシュルンベルジェも値上がり。BMOキャピタ

ル・マーケッツが投資判断を引き上げたインテルも買い進まれた。一

方、ボーイングは下落。同社が示した今年の利益見通しはアナリスト

予想を下回った。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は前日比0.4%高の1296.63。ダウ工業株30種平均は8.25ド

ル(0.1%)上昇の11985.44ドル。一時は12020.52まで上げた。

INGインベストメント・マネジメント(運用資産5500億ドル)

で資産配分責任者を務めるポール・ゼムスキー氏は、「株式市場にと

っては願ってもない状況だ」と指摘。「FOMCは金融政策の柱であ

る2つの責務に取り組み続ける。それはインフレと雇用であり、両方

とも当局が望む状況より悪い。FOMCは景気が十分に回復するまで

現行の軌道を維持するだろう」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)が開いた連

邦公開市場委員会(FOMC)では、6000億ドルの米国債購入計画を 維持したほか、景気回復のペースは失業率の低下には不十分との認識 を示した。

昨年12月の新築住宅販売が予想を上回る増加となったことなど に反応し、この日の米国債は早くから下落していた。10年物インフレ 連動債(TIPS)は、消費者物価指数(CPI)が償還までの10年 間に年間平均2.26ポイントのペースで上昇するとの投資家見通しを 示す水準にある。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では今 年は1.7%の上昇が見込まれている。

パイオニア・インベストメンツのバイスプレジデント、リチャー

ド・シュランガー氏は、「6000億ドルの債券購入は今後も続く」とし、

「焦点は高失業率だ。失業率が若干低下するまでは、現在のプログラ

ムは全速力で実行されるだろう」と予想した。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時

間午後2時33分現在、10年債利回りは前日比10ベーシスポイント

(bp、1bp=0.01%)上昇の3.43%。30年債利回りも10bp

上げて4.59%。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。3カ月ぶり安値を付けた前日の

展開は売られ過ぎとの見方が広がった。

金は昨年30%上昇した後、今月に入り6.2%下げている。相対力 指数(14日ベース)は34と、昨年7月以来の低水準となっている。

同指数は30を割り込むと、相場反発の兆候と受け止められる。

MFグローバルのアナリスト、トム・ポーリッキ氏(シカゴ在勤)

は、「今の市場ではネガティブな材料がやや強調されているようだ」

と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物

2月限は、前日比で70セント高の1オンス=1333.00ドルで終了し

た。前日は昨年10月27日以来の安値となる1321.90ドルまで下げ

ていた。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は反発。新築住宅販売が予想を上回っ

たほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)が景気浮揚のための刺激

策継続を決めたことが好感された。

商務省が発表した12月の新築住宅販売は前月比18%の大幅増加

となり、株式相場が上昇。FOMCは6月にかけて6000億ドルの国

債を購入する方針を維持した。エネルギー省が発表した週間在庫統計

で原油の増加幅が予想を上回ったことから、原油先物相場は上値を削

らされた。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチの

マイケル・リンチ社長は、「経済に対してやや強気に傾くだけで、原

油市場に大きな違いをもたらす」と指摘。「きょうの在庫統計にはま

ったく強気な要素はなかった」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日

比1.14ドル(1.32%)高の1バレル=87.33ドルで終了。今月11

日以来の大幅高となった。

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