ソロス氏:英国はリセッションに逆戻りも-赤字削減計画を実行の場合

資産家のジョージ・ソロス氏は、 英国の財政赤字削減計画が実行されれば同国経済は再びリセッション (景気後退)に陥る恐れがあるため、政府は計画を見直す必要がある との見解を示した。同氏は1992年に英ポンド売りで10億ドル(現在 の為替レートで約820億円)の利益を上げたと伝えられている。

ソロス氏は26日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォー ラムで記者団に対し、赤字削減の影響が感じられたとき、英政府は「修 正が必要だとおそらく分かるだろう」と語った。同計画は「経済を再 びリセッションに陥れることなく実施するのは不可能だ」と指摘した。

英政府が25日発表した2010年10-12月(第4四半期)の国内総 生産(GDP)は、12月の寒波がサービス業と小売業に打撃を与えた ため、前期比0.5%減と予想外のマイナスとなった。これはキャメロン 政権が第2次世界大戦以来最大の財政緊縮策を実施する前に、景気回 復の勢いがすでに失われた可能性を示唆している。ソロス氏は過去最 大規模の財政赤字の削減に取り組む計画は「持続不可能だ」と述べた。

To contact the reporters on this story: Simon Kennedy in Paris at skennedy4@bloomberg.net; Scott Hamilton in London at shamilton8@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Craig Stirling at cstirling1@bloomberg.net

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