ルービニ教授:米国は「容易ならぬ事態」に-財政赤字の対応なければ

米ニューヨーク大学のヌリエ ル・ルービニ教授は、米国が財政赤字の問題を解決できなければ、国 債投資家の手により「容易ならぬ事態」に陥るとの見方を示した。

同教授はスイスのダボスで開かれている世界経済フォーラムでブ ルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「財政問題は非常 に深刻だ」と発言。「国債自警団は、米国ではまだユーロ圏で見られ たような形では目覚めていない。米国が財政問題に対応しなければ、 容易ならぬ事態に陥るだろう」と続けた。

オバマ大統領は25日、一般教書演説で、財政赤字抑制のため非 国防裁量支出の凍結を提案した。大統領は財政赤字について「持続不 可能」だと指摘している。

ルービニ教授は「米国は財政赤字について、これといった対応を していない」とし、「来年の公的債務は対国内総生産(GDP)比で 60-90%となる可能性がある」と警告した。

商品価格の上昇

このほか同教授は、商品価格の上昇は途上国において「大きな 問題」だとし、政情不安につながる可能性があると指摘。食品と商品 の値上がりが「暴動やデモ、政情不安につながりつつある」とし、 「それにより政権が倒れることもあり得る」と付け加えた。

さらに「こうした新興国の多くでは、消費者物価指数の3分の2 が食品とエネルギー、輸送だ」とし、「これらが上昇すると、非常に 大きな社会的コストとなる」と説明した。

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