英中銀:据え置き決定6対2対1-ウィール氏も利上げ主張(Update1

イングランド銀行(英中央銀行) が13日に開いた金融政策委員会(MPC)では、ウィール委員がセン タンス委員と共に利上げを主張した。26日公表された議事録から分か った。また、委員らはインフレリスクが上向いたとの認識で一致した。

議事録は「メンバーの大半にとって、最近の展開は中期的なイン フレへのリスクが恐らく上向いたことを示唆した」とし、「2人の委員 には、リスクバランスが既に、現時点での利上げを正当化するのに十 分に明白だと判断させた」と続けた。

イングランド銀は政策金利を0.5%に据え置き、資産買い取りの 規模も2000億ポンド(約26兆円)で維持することを決めた。センタ ンス、ウィール両委員が0.25ポイントの利上げを主張。ポーゼン委員 は資産購入規模を500億ポンド引き上げることを求めた。残りの6人 は双方とも据え置きを支持した。

英国のインフレ率は中銀が目標とする2%を1年以上にわたり上 回っている。昨年12月は3.7%に加速した。キング総裁は25日遅く、 商品相場の上昇と付加価値税(VAT)引き上げによってインフレ率 は向こう数カ月に4%を超えるとの見通しを示した。

景気

議事録は、「ポンドの下落とVAT引き上げ、エネルギー価格上 昇」がインフレを加速させたと分析。その上で「リスクバランスは引 き続き、これらのインフレ加速要因の影響が薄れれば、インフレ率が 低下し目標付近に戻ることを示唆している」と結論付けた。

議事録公表後にポンドは一時、ドルに対して0.3%上昇し1ポン ド=1.5868ドルに達した。

議事録によれば、MPCは1月に政策金利引き上げを検討。「小 幅利上げをしても金融政策は依然として極めて緩和的なもので、将来 必要になった場合に刺激策を拡大する選択肢を排除しはしない」と判 断した。

一部のメンバーは利上げが「MPCがインフレを過度に急激に目 標水準に戻そうとする兆候と誤解されかねない」と懸念を示し、「比 較的急激な引き締め」があるとの解釈は経済活動や信頼感を損なう恐 れがあると論じた。

MPCは景気見通しについて、「下向きリスクは残るものの成長が 続く」公算が最も大きいとしている。

25日に発表された国内総生産(GDP)統計によれば、昨年10 -12月(第4四半期)はマイナス成長だった。キング総裁は同日夜の 講演で、回復が一本調子ではないことが示唆されたとしながらも、全 体的な展望を捉えるのは容易でないと付け加えた。

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