欧州のEFSF債、投資家の人気集める-日本は20%超購入

日本と中国が欧州債の購入を 表明したことで、アジアのファンド勢も購入に意欲を示している。 欧州の域内救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF) は、アイルランド支援に向けてEFSF債の発行を開始した。

EFSFが25日実施した5年債入札には、発行額50億ユー ロ(約5600億円)に対して445億ユーロの応札があった。日本 政府は発行額の20%余りを購入。事情に詳しい関係者2人による と、アジアの投資家が約38%、政府機関が43%購入した。

EUの行政執行機関である欧州委員会によると、欧州委の救済 基金が5日に起債した5年債では政府機関の購入は38.5%だった。

アジア最大の債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン」 の運用者の1人、国際投信投資顧問の堀井正孝氏は、これらの債券 は人気を集めそうだと聞いていると述べた上で、中央銀行が購入し ているため投資家は安全と受け止めているようだと語った。同氏は 入札に参加するかどうかについてはコメントしなかった。

「圧倒される反応」

ギリシャやアイルランド、ポルトガル、スペインの国債は売り 込まれているが、国際投信投資顧問や大和住銀投信投資顧問、富国 生命は救済資金を調達する目的で発行されるトリプルA格付け債 には関心を示している。ICBCクレディ・スイス・アセット・マ ネジメントは、欧州の国債購入に興味を示した。

ブルームバーグのデータによれば、EFSFが発行した5年債 (表面利率2.75%)の利回りは2.89%で、指標のスワップレー トに6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せとなっ た。上乗せ幅は当初提示していた8-10bpを下回る。

EFSFのクラウス・レグリング最高経営責任者(CEO)は 25日、フランクフルトでの記者会見で、「世界の投資家の反応は圧 倒されるほどだった」と語った。

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