欧州の政治家、「債券自警団」を困惑させている-ヤルデニ氏

欧州の政治家は「債券自警団」を 困惑させており、それがユーロ上昇と重債務国の資金調達を支援して いると、ヤルデニ・リサーチのエドワード・ヤルデニ氏が指摘した。

ヤルデニ氏はニューヨークで25日開催されたブルームバーグ・リ ンクの会議で、最近のユーロ高の要因に関し、「恐らく大半は中国と日 本が買い支えるという入札をめぐる非常にタイムリーなニュースを受 けたショートカバー(売り方の買い戻し)によるものだ」と指摘。「政 治家は市場操作が極めてうまい」と述べた。

ユーロはドルに対し、1月7日以降で5.7%上昇。中国人民銀行 (中央銀行)が引き続き欧州の資産に投資する方針を示したほか、日 本の財務相が欧州の域内救済基金である欧州金融安定ファシリティー (EFSF)の発行債を購入すると表明し、ポルトガルとスペインの 国債入札では需要が拡大した。EFSFは25日、初めての債券発行に 対して445億ユーロの応募があったと発表している。

ヤルデニ氏はまた、ユーロは下落に転じる可能性があり、一部の 欧州諸国は債務再編を迫られる公算があるとの見方を示した。同氏は 1983年、インフレを招くような金融・財政政策に対して債券売りで抗 議する投資家を「債券自警団」と名付けた。

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