富士通ゼネ株が急反落、業績予想の据え置きに失望-為替変動警戒も

エアコンが主力の富士通ゼネラル の株価が一時、前日比6.3%安の492円と、2010年10月29日(9.9% 安)以来、約3カ月ぶりの日中下落率を記録した。国内外でエアコンの 販売は拡大しているが、会社側が25日に今期(11年3月期)業績予想 の増額修正を見送り、失望売りが先行する展開となっている。

据え置かれた今期連結純利益は前期比12%増の51億円で、2期連 続で過去最高を更新する見通し。ブルームバーグ・データによると、担 当アナリスト3人の事前の純利益予想の平均は60億円だった。

コスモ証券投資調査部の鳥居寛シニアアナリストは、この日の株価 下落について、「業績予想の増額期待が強く、直近でも昨年来高値を付 けていたため、予想据え置きが嫌気されたようだ」とみている。同社株 価は11日に昨年来高値529円を付け、25日にも前日比5.6%高の528 円まで急上昇していた。

鳥居氏は、10年4-12月決算で営業外費用として20億円の為替差 損を計上したことに着目、「アジア諸国への輸出が増え、タイバーツや 中国人民元とドルとの為替変動の影響を受けやすくなった。足元で為替 は落ち着いているが、変動の影響は読みにくい」ことを指摘していた。

4-12月の連結純利益は前年同期比46%増の29億円だった。猛暑 を追い風に国内事業が伸びたほか、欧米などでも省エネ製品が好調に推 移、新興国や中東でも売り上げが増加した。

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