【テクニカル分析】米長期金利、上値抵抗線抜ければ4%を試す展開へ

CIBC(カナディアン・インペ リアル・バンク・オブ・コマース)証券金融商品部の大江一明部長は、 テクニカル分析によると、10年物の米国債利回りが上値抵抗線となっ ている3.5-3.6%を上抜ければ、昨年4月以来となる4%を試す可能 性があると予想している。

大江氏は、目先の米10年債利回りの上昇めどとして、昨年12月 16日に付けた直近の最高水準3.56%から、フィボナッチ数列で76.4% 戻しにあたる3.61%までの水準を挙げた。2月9日に10年債、10日 に30年債の入札を控えており、「2月上旬ごろに金利のピークを付け る」と予想する。

また、3.6%程度の上値抵抗線を抜ければ、「次は4%まで行く可 能性がある」とも指摘。「市場では、昨年10-12月期の米実質国内総 生産(GDP)は前期比年率3.5%上昇が予想されている。今年1- 3月期も高成長が続き、インフレ懸念が高まれば、4%台に乗せるこ ともありえる」と語った。4%は、フィボナッチ数列で全戻しの水準 となる。

BGキャンター・マーケット・データによると、米国債市場で10 年債利回りは昨年4月5日に記録した約1年半ぶり高水準の4.00% から同10月8日には2.33%まで低下した。その後は上昇に転じたが、 昨年12月半ば以降は3.2-3.5%のレンジ内で推移している。25日の 取引では3.33%付近で取引を終えた。

フィボナッチ分析は、相場が高値と安値の間を分割したフィボナ ッチ比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%、76.4%)に応じて上下の 値動きをするとの理論に基づいている。

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