ファーバー氏:S&P500種は10%下落の公算-調整は「近づいている

著名投資家マーク・ファーバー氏 は、強気の投資家が多過ぎるため、米S&P500種株価指数は10%下 落する可能性があるとの見通しを示した。同氏は2009年3月、米国株 の上昇局面が始まる前に投資家に買いを推奨したことで知られる。

ファーバー氏はブルームバーグテレビジョンの番組「ストリー ト・スマート」で、「調整は近づいている」と指摘。その上で「米国株 は新興市場株より小幅な下げになる」と予想した。新興市場株は最大 30%下落するとみている。チューリヒからキャロル・マッサー、マッ ト・ミラー両司会者のインタビューに答えた。

新興市場株の指標、MSCI新興市場指数は09年3月の安値から 134%上昇。S&P500種は同じ期間に91%上がった。各国の中央銀行 が金利水準を過去最低付近にとどめたことや、政府が大規模な景気刺 激措置を講じたことが背景にある。米連邦準備制度理事会(FRB) は昨年11月3日、11年6月末までに計6000億ドル(約49兆円)の 米国債を追加購入する措置を発表した。

ニューズレター「グルーム・ブーム・アンド・ドゥーム」の発行 人を務めるファーバー氏は05年5月、同年のS&P500種はほとんど 上昇しないと正確に予想。同指数のその年の上昇率は3%にとどまっ た。しかし07年3月にはS&P500種について、上昇より下落する可 能性の方が高いと誤って予想。同指数はその後10%上昇し、7カ月後 に1565.15と、過去最高値を記録した。同年の上昇率は3.5%だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE