米財務省、FRB支援の借り入れを縮小の公算-債務上限接近で

オバマ政権と米議会が政府債務の 上限引き上げをめぐる攻防を続ける中、財務省は連邦準備制度理事会 (FRB)を支援する借り入れプログラムを減らす公算が大きい。米 国財政を専門とする米調査会社ライトソンICAPがこうした予想を 示した。

ライトソンのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏は、政 府債務が14兆2900億ドル(約1180兆円)の上限に近づく中、財務省 は補完的資金調達プログラム(SFP)を現在の2000億ドルから最小 50億ドルに縮小する可能性があると述べた。ガイトナー財務長官は6 日、議会が1-3月(第1四半期)に政府債務の上限引き上げを認め なければ、米国債がデフォルト(債務不履行)となり、信用市場への アクセスを失いかねないと語った。

財務省がSFPを通じた短期国債の発行で銀行システムから超過 準備を吸い上げることにより、FRBは金利をコントロールしやすく なる。FRBは1年前、2008年に金融システムを支えるために導入さ れたSFPについて、金融政策の目標を追求する上で手助けとなり、 将来的に景気刺激策を解除する際に使われる可能性があるとの認識を 示していた。財務省は3月31日から5月16日の間に債務上限に達す る公算があるとの見通しを示している。

クランドール氏は電話インタビューで、「SFP入札は時間切れに なりつつあるが、財務省が事前の通告なしにこれを打ち切るリスクは 小さいだろう」と説明。「債務上限を超えないよう財務省がより思い切 った措置を取る必要に迫られるほど問題が長引いた場合、SFPを全 面的に廃止する可能性もある」と述べた。

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