欧州債:独2年債が下落、米消費者信頼感の改善で-スペイン債も軟調

欧州債市場でドイツ2年債相場が 下落。1月の米消費者信頼感が8カ月ぶり高水準に上昇したことを背 景に、欧州で最も安全とされるドイツ国債に対する需要が後退した。

ドイツ10年債相場は一時上昇したものの、上げ幅を消した。欧州 の高債務国向けの救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EF SF)が発行した債券の購入資金を確保するため、投資家が保有して いたドイツ国債を売却したとの観測が背景にある。スペイン国債も下 落。同国政府が国債入札を実施したほか、銀行の資本強化策が投資家 の懸念緩和につながらなかったことが要因だった。

スミス・アンド・ウィリアムソン・インベストメント・マネジメ ント(ロンドン)の債券担当ディレクター、ロビン・マーシャル氏は、 「米消費者信頼感が極めて力強く、若干影響を及ぼした」と述べ、 「EFSF債発行引き受けにドイツが部分的に関与しているという点 で、EFSF債の発行によってドイツ国債の信用希薄化が起きた可能 性がある」と語った。

ロンドン時間午後4時37分現在、ドイツ2年債利回りは前日比2 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.27%。同国債 (表面利率1%、2012年12月償還)価格は99.50。ドイツ10年債 利回りは3.15%と、前日からほぼ変わらず。

米民間調査機関のコンファレンス・ボードがこの日発表した1月 の消費者信頼感指数は60.6と、前月の53.3から上昇し、ブルーム バーグがまとめたエコノミスト予想中央値(54)を上回った。

EFSFによると、この日発行した5年債の利回りは2.89%と、 指標のスワップレートに6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上乗せとなった。当初に提示していた8-10bpのレンジを下回った。 500超の投資家から445億ユーロの注文があり、日本政府が発行額の 5分の1余りを購入した。

スペイン10年債利回りは前日比10bp上昇の5.35%。ドイツ 10年債とのスプレッド(上乗せ利回り)は12bp拡大し220bpと なった。

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