欧州株:下落、予想外の英景気縮小を懸念-スペインの銀行株に売り

欧州株式相場は3営業日ぶりに 下落。昨年10-12月(第4四半期)の英経済が予想に反してマイナ ス成長となったことが懸念された。またスペインの銀行の資本強化を 目指した計画がソブリン債危機の緩和につながらなかったことから、 銀行株が売られた。

スペインの銀行株では、バンキンテルが5.2%、サンタンデール 銀行が3.5%それぞれ下げた。欧州最大の半導体メーカー、STマイ クロエレクトロニクスは4.5%安。携帯通信合弁事業のSTエリクソ ンの赤字が膨らんだことが嫌気された。

一方、スウェーデンの無線ネットワーク機器メーカー、エリクソ ンは2.5%上昇。10-12月期売上高がアナリスト予想を上回ったこ とが買いにつながった。

ストックス欧州600指数は前日比0.7%安の280.10で終了。 今週発表される米経済統計で経済成長ペースの加速が示されるとの楽 観的な見方から、前日の同指数はプラスだった。

コメルツ銀行のシニア株式ストラテジストのマーカス・ウォルナ ー氏(フランクフルト在勤)は、「ソブリン債危機は1年を通じて現 れては消える問題で、ボラティリティを引き起こすだろう」と述べた。 ただ、「企業利益はギリシャやアイルランドと関係なく、強い業績を 伴う堅調な決算期を迎えている。一部の顧客は株式購入を考えている が、株価下落を待っているところだ」と続けた。

英政府統計局(ONS)がこの日発表した10-12月期の国内総 生産(GDP)は前期比0.5%減少。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト33人の予想中央値は0.5%増だった。7-9月(第3四半 期)は0.7%増加していた。

25日の西欧市場では、18カ国中13カ国で主要株価指数が下落。 スペインのIBEX35指数は1.4%下げた。

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