米FRB、量的緩和策継続の公算大-企業向け融資の増加にも慎重姿勢

米連邦準備制度理事会(FRB) は、企業向け融資がここ約2年で最大の伸びを示し、米景気回復の足 取りが勢いを増している様子が鮮明になっているものの、6000億ドル (約50兆円)規模の国債購入計画を推進する公算が大きい。

FRBのデータによれば、商工業向け融資は先月、年率で7.6% 増と2008年10月以来最大の伸びを示した。銀行融資総額は過去6カ 月で3カ月間増加しており、不動産や消費者向けの融資減少を企業向 け融資がカバーする格好となっている。

FRB元理事のライル・グラムリー氏によると、バーナンキFR B議長ら政策当局者は26日に公表する連邦公開市場委員会(FOMC) 声明で個人消費の増加など米経済の改善に言及する公算が大きいとみ られる。ただ、低成長が続き失業率は10%近い水準で高止まりする限 り、一段と堅調な銀行融資などの明るい兆しがあっても景気刺激策の 縮小には踏み切りそうにないとグラムリー氏は予想している。

グラムリー氏は「FRBにはアクセルを緩める用意はない」と述 べ、「米経済が多少勢いづいている事実を好感するだろうが、経済成長 には引き続き強い逆風が吹いており、銀行融資はかなり控えめだ」と 述べた。

FOMCはワシントンで25日から2日間の日程で開かれ、26日 午後2時15分(日本時間27日午前4時15分)ごろに声明を発表する。

ニューヨーク大学のマーク・ガートラー教授(経済学)は、長期 金利の低下と融資促進に向け、政策当局者は6月まで国債を購入して いく方針を確認するだろうと述べた。

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