「セレブ」なウオツカやバーボン、米国で販売回復-景気浮揚に一役か

雇用情勢の低迷が続く米国で、高 級ウオツカの「グレイグース」や最高級バーボンウイスキーといわれ る「ウッドフォードリザーブ」など、高額の蒸留酒の購入が再び増え てきた。米蒸留酒協会(DISCUS)が明らかにした。

同協会が24日、ニューヨークでの年次説明会で発表したデータに よれば、スーパープレミアムに分類される蒸留酒の卸売り販売額は、 2010年に31億ドル(約2560億円)と11%増加した。09年は4.1%減。 昨年は、蒸留酒全体では2.3%増の192億ドルだったという。

高価格帯の酒類販売の回復は、米国の富裕層が株式相場の上昇で 一段と所得を増やし、米景気を押し上げる力の一つになっていること を示す新たな兆候だ。

アトランタ郊外の酒の専門店「スモーク・ライズ・ボトル・ショ ップ」でマネジャーを務めるドム・シマオ氏は22日のインタビューで、 「客が店に戻りつつある。彼らは以前よりも自由に使える金を若干多 く持っているし、景気に対してやや安心感を抱いている」と語った。

協会によると、高価格帯が売れる一方で、値ごろ感のある蒸留酒 の昨年の販売額は40億ドルと、1.8%減少した。消費者がより品質や 味が良い酒に回帰したためだという。

とはいえ、米国のドリンカーらが完全に戻ってきたとは言えない ようだ。DISCUSのチーフエコノミスト、デービッド・オズゴ氏 は「蒸留酒の売り上げが伸びているといっても、リセッション(景気 後退)以前の時ほどの勢いは見られない」と話した。

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