信越化株が決算後下げる、通期業績予想の増額見送り-先行き不透明

信越化学工業株が、午後1時30 分以降にマイナス圏に転じた。足元の業績は好調だが、電子材料の需 要をけん引するパソコンや液晶テレビの先行きが不透明だとし、通期 (2011年3月期)業績予想を従来計画通りに据え置いており、上振れ を見込んでいた向きからの売りが広がった。

午後1時50分現在の株価は前日比0.4%安の4690円。午後1時 30分の決算発表から約20分間で161万株の売買が約定。同時刻まで の累積出来高340万株の47%を占めた。決算内容開示直前には、この 日の高値となる同2.2%高の4815円を付けたが、その後は売り圧力に 押されている。

10年4-12月(9カ月累計)決算によると、本業のもうけを示す 連結営業利益は前年同期比35%増の1140億円となった。電子・機能 材料事業や半導体シリコン事業が拡大し、塩ビ・化成品の利益低減を 補った。

据え置かれた通期の営業利益予想値は前期比26%増の1480億円。 12月までの9カ月累計値の進ちょく率は77%となる。会社側は決算短 信で、世界景気は緩やかな回復の動きがみられるが、引き続き予断を 許さないと記述した。ブルームバーグ・データによると、担当アナリ スト21人の営業利益予想の平均は1541億円。

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