ヘッジファンド:金買い越し減らす-年初来下落率、97年以降で最大

ヘッジファンドが金の買い越しを 減らしている。金相場は今年、1997年以降で最悪の滑り出しとなって いる。銀の買越残高は昨年2月以来の低水準となった。

米商品先物取引委員会(CFTC)の21日のデータによると、ニ ューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門でマネージドマネ ー・ファンドが保有する買い越しは18日時点で計13万4473枚。金 の買い越しは3週連続で減少し、昨年12月末以降、21%落ち込んでい る。銀の買い越しは24%減となっている。

金相場は今月に入って5.7%下落しており、年初来のパフォーマン スは6.3%下げた1997年1月以降で最悪。各国の中央銀行が低金利を 維持する一方、欧州の債務危機で安全性を求める金投資が拡大するな か、年間ベースの金相場は過去10年間連続で上昇し、昨年12月7日 には過去最高値の1オンス当たり1432.50ドルに達した。銀相場は昨 年84%高騰し、今月3日にはニューヨーク市場で30年ぶりの高値であ る同31.275ドルに達した。

USグローバル・インベスターズ(サンアントニオ)で資産規模 10億ドル(約830億円)の「グローバル・リソーシズ・ファンド」を 運用するブライアン・ヒックス氏は「テクニカルな面から見れば、銀と 金は力強い上昇を示している。このような局面では利益確定の動きが促 される」と指摘。「資金は、株式市場など従来の投資分野に流れてい る」との見方を示した。

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