スクリン株3年超ぶり高値、受注増で利益上振れ観測広がる

大日本スクリーン製造株が一時、 前日比5.1%高の739円と連騰。2007年10月11日(764円)以来、 約3年3カ月ぶりの高値を付けた。半導体メーカーの設備投資が想定 以上で、2010年10-12月期の半導体製造装置受注高は前年同期比32% 増だったもよう、と25日付の日本経済新聞朝刊が報道。好業績を期待 する買いが優勢となった。

同紙報道によると、スクリンの10年10-12月期の半導体製造装 置受注高は、半導体メーカーの設備投資が想定を上回り、前年同期比 32%増の450億円前後と従来予想(380億-430億円)を上回ったもよ う。また、11年3月期の連結営業利益は従来予想の220億円を20億 円前後上回る公算が大きい、と伝えている。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高辻成彦シ ニアアナリストは、10-12月期の受注状況は7-9月期よりは悪いが、 会社側が想定していたよりは若干良く、報道数値程度の着地となった ようだと推測。「株価は5月以降、受注のピークアウトを警戒していた が、買い戻しに入っている」との認識を示した。

また高辻氏は、受注状況は来期上期に向け徐々に増えて行くと見 ているが、1-3月期に受注が戻ると見る会社側予想に対し、4-6 月期に台湾などアジアでの設備投資が戻るという少し慎重な見方をし ている。TIWによるスクリン株の投資判断は「中立プラス」。

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