日銀オペは8回連続で札割れ、資金調達に安心感強い-レポ運用強い

日本銀行が25日に実施した共通 担保資金供給オペは、応札額が通知額を下回る札割れになった。日銀が 潤沢な供給姿勢を継続しており、金融機関の間で資金調達に対する安心 感が強まっているためだ。同オペの札割れは8回連続。

午後の全店共通担保オペ1兆2000億円(1月27日-2月28日) は応札額が4370億円にとどまる大幅な札割れとなり、下限0.10%で 全額落札された。日銀は4営業日連続で1兆円を超える供給オペを通知 している。

オペのスタート日となる27日は、以前に実施された供給オペ 8000億円が期日を迎えて終了するが、日銀はそれを上回る供給額を通 知して金融機関の借り換え需要を満たしている。

国内証券のディーラーは、日銀は少なくとも3月期末まではオペ が札割れになるような資金供給を続けるとみており、国庫短期証券(T B)の発行が多い中でも、レポ(現金担保付債券貸借)金利は

0.105%近辺で低位安定しているという。

レポは0.105%近辺

25日の東京レポレートによると、2営業日後に受け渡しされる翌 日物(スポットネクスト物)は前日比0.2ベーシスポイント(bp)低 下の0.103%だった。

証券会社の資金調達手段であるレポは、日銀の共通担保オペの動 向に影響を受けやすい。今月の市場では、証券会社がオペで必要以上の 資金を調達し、オペに差し入れる担保を確保するためにレポを取引する と、取引金利が準備預金の付利0.10%を下回る場面もあった。

国内大手金融機関の資金担当者は、レポはさすがに0.10%を下回 りづらくなったものの、日銀が毎日潤沢なオペを通知しているため、資 金調達に安心感が強まっているという。レポ取引の0.105%以上では 銀行などから資金の運用意欲が強い。

この日の日銀当座預金残高は前日比3000億円増の18兆2000億 円程度。前日は17兆9000億円程度と、日銀が資金供給を急拡大する 前の昨年12月半ば以来の水準まで残高を減らしたが、足元資金の取引 は落ち着いていた。

1月は年金払いによる資金余剰要因がない一方、国債発行に伴う 資金不足日が多く、全体の当座預金残高は減少しているものの、日銀の 資金供給オペ自体は潤沢に実施されているため余剰感が強い。

国内証券のディーラーによると、共通担保オペは期間が1カ月程 度と長いため、TBの在庫を投資家にすぐ販売するつもりでいるディー ラーはオペより金利が高めでもレポで資金を手当てしているため札割れ が続いているのではないかとの見方を示していた。

無担保コール翌日物は誘導目標「0-0.1%」に対して0.07-

0.08%で取引されている。24日の加重平均金利は0.085%だった。

一方、日銀が午前に実施した米ドル資金供給オペ(1月27日-4 月21日)は7カ月連続で応札額がゼロだった。日銀は昨年5月のギリ シャ・ショック以降、海外中央銀行と連携して同オペを毎月通知してい るが、金融機関のドル需要が落ち着いているうえ、貸付金利が1.18% と市場金利に比べて高めに設定されているため、応札が集まりづらくな っている。

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