米アメックス10-12月期:48%増益-顧客の支出が過去最高

利用額で米最大のクレジットカ ード会社、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の2010年10 -12月(第4四半期)決算は前年同期比48%増益となった。顧客の 支出が過去最高になったことや、支払い延滞の減少に伴い貸倒引当 金を減らしたことが寄与した。決算発表後の時間外取引で株価は下 げている。

同社の発表資料によると、純利益は11億ドル(約907億円)と なり、前年同期の7億1600万ドルから増加。1株当たりでも88セ ントと、前年の60セントを上回った。同社は19日に暫定決算を公 表。総収入はカード加入者の支出が15%伸びたことなどから、前年 同期比13%増の73億ドルとなった。前年同期は65億ドルだった。 経費は17%増の56億ドル。

ケネス・チェノルト最高経営責任者(CEO)はリセッション (景気後退)の間でも黒字を確保。富裕層の顧客が個人消費の回復 をけん引した。同社は月ごとの一括払いとなる富裕層向けのチャー ジカード(グリーンカード、ゴールドカード、プラチナカード)に 重点を置いており、米クレジット大手6社でデフォルト(債務不履 行)率と支払い延滞率は最も低かった。

JPモルガン・チェースのアナリスト、リチャード・シェーン 氏は20日付の顧客向けリポートで、「現在の環境においては、アメ ックスの支出主導型モデルが、信用主導型モデルを上回る実績を挙 げるとわれわれは引き続きみている」と指摘した。また、同社の「好 ましいリスク・リターン特性が今後も、高いバリュエーション(株 価評価)を正当化するはずだ」と分析した。

時間外で株価は一時1.4%安

同社の株価終値は21セント安の45.79ドル。年初来では6.7% 上げている。時間外取引で一時、1.4%安を付けた。

同社は暫定決算発表の際、ネットワークサービスの人員削減に 関連して7400万ドル(1株当たり6セント)の経費を計上したこと を明らかにしていた。

10年通期では、利益は前年比90%増の40億6000万ドル、収入 は13%増の278億ドルとなった。

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