サルコジ仏大統領:G20に商品市場の規制呼び掛け-暴動招く恐れ

サルコジ仏大統領は今年の20カ国・ 地域(G20)の議長国を務める上で商品市場の規制が優先課題になる と述べ、行動を怠れば世界の最貧国で食料を求める暴動を招く恐れが あるとの懸念を表明した。

サルコジ仏大統領は24日にパリで記者会見し、一部の商品市場は 価格高騰と「価格操作」を抑制する安全網が欠如していると指摘。ロ シアのメドベージェフ大統領に対し、商品価格変動におけるデリバテ ィブ(派生商品)の役割の分析で支援を要請したことを明らかにした。

サルコジ大統領は「何もしなければ、最貧国で食料を求める暴動 が発生するリスクがあり、世界の経済成長に好ましくない影響を及ぼ す恐れがある」と述べ、「商品関連の金融市場規制を求める」考えを示 した。

48カ国の農業相らは今月22日にベルリンで共同声明を発表し、世 界の食料安全保障は「過剰な価格変動や投機」の脅威に直面する可能 性があるとの懸念を示していた。国連によると、世界の食料価格は昨 年12月に過去最高値に上昇。今月は食品価格の高騰を背景にアルジェ リアやチュニジアで暴動が発生している。

サルコジ大統領はまた、実物商品在庫に関する情報の改善が必要 だと述べ、既存の原油在庫情報と同様の共有データベースの策定を提 案した。

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