欧州債:アイルランド国債が下落、連立政権崩壊で予算案成立に不安

欧州債市場ではアイルランド国 債相場が下落。アイルランドのカウエン首相率いる共和党と連立を組 んでいた緑の党が政権離脱を表明したことを受け、総選挙が終了する まで予算案が成立しないとの懸念が強まった。

アイルランド10年債利回りは3営業日ぶりに上昇。60億ユーロ (約6750億円)規模の増税と支出削減策を盛り込んだ予算案の通過 は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの850億ユーロ 規模の支援策を受け取るための条件となっている。緑の党は予算案へ の支持を継続するものの、総選挙が2月後半に実施される可能性があ るとの見方を示した。

ダンスケ・バンクのアイルランド部門、ナショナル・アイリッシ ュ・バンクのチーフ・エコノミスト、ロニー・オトゥール氏は、「ユ ーロ圏の債務危機が和らぎつつある矢先、アイルランドが再び市場の 緊張要因となりそうだ。総選挙は早ければ2月末にも実施される可能 性がある」とのリポートを電子メールで配布した。

ロンドン時間午後4時58分現在、アイルランド10年債利回り は前週末比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

8.85%。ドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は12 bp拡大の573bp。アイルランドが救済を受け入れた翌々日の昨年 11月30日にはユーロ導入以後で最大の680bpを記録した。

ドイツ国債相場は上昇。同10年債利回りは3.19%まで上げた 後、前週末比3bp低下の3.14%となった。

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