バークレイズ:1000人以上のバンカーの賞与、債券で払う計画-関係者

英銀3位のバークレイズは、 1000人以上のシニアバンカーについてボーナスの一部を偶発転換 社債(通称CoCo)で支払う可能性がある。事情に詳しい関係者 2人が明らかにした。

CoCoは銀行の資本が減少した際に株式に転換される証券。 バークレイズのロバート・ダイアモンド最高経営責任者(CEO) は、マネジングディレクターを含めたシニアバンカーのボーナスの 一部をこの証券で支払う計画を検討していると、関係者らが匿名を 条件に述べた。同案はまだ、英金融サービス機構(FSA)から承 認されていないという。

ロンドンの人材あっせん会社ケネディー・グループのジェーソ ン・ケネディ最高経営責任者(CEO)は「すぐに使える現金が減 るのだから、従業員は不満だろう」とした上で、「転換条件の詳細 が分からないと、プラスかマイナスかを判断するのは難しい」と述 べた。

クレディ・スイス・グループもボーナスの一部をCoCoで支 払うことを検討している。CoCoはあらかじめ定めた水準を資本 が下回ると自動的に株式に転換される。

イングランド銀行(英中央銀行)の金融安定化担当エグゼクテ ィブディレクター、アンドルー・ホールデン氏は先週、CoCoに よる報酬は危機回避に役立つだろうとして、「業績が悪化すれば保 有証券の価値が希薄化するので、従業員が自身の行動による業績下 振れリスクを自ら負うことになる」と述べていた。

バークレイズのロンドンの広報担当者はボーナスについていか なる決定もされていないと述べた。関係者によれば、同行従業員は 2月15日の通期決算発表の前後にボーナスについて通知される見 込みだという。バークレイズの計画については英紙フィナンシャ ル・タイムズ(FT)が先に報じていた。

バークレイズは2009年の賞与として27億ポンド(約3600 億円)を支給した。2010年1-9月にはボーナス準備として22 億ポンドを積み立て、通年では09年を上回るペースとなってい る。

また関係者の1人によると、バークレイズの報酬改革は広範な 内部見直しの一環。同行は先月、ロンドンの証券部門で200人を削 減し、世界でさらに500-600人を削減する計画だと、関係者1人 が当時述べていた。

同業のHSBCホールディングスとロイヤル・バンク・オブ・ スコットランド・グループの広報担当者は両行が転換社債での賞与 を検討しているかどうかについてコメントを控えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE