スペイン政府の貯蓄銀対応、格付けにプラス-ムーディーズ

格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、スペイン政府が同国の貯蓄銀行の問題への 対応策を実行することで、同国の信用力に対する「市場の見方」が改 善する可能性があると指摘した。

ムーディーズのマリア・ホセ・モリ、ヨハネス・バッセンベルク の両アナリストは24日の電子メールでのリポートで、スペインの貯 蓄銀行は少なくとも170億ユーロ(約1兆9000億円)の追加資本が 必要で、Tier1比率の目標を8%とする負担増のシナリオでは必 要額が890億ユーロに達する可能性があると試算した。

こうした貯蓄銀行は、大口顧客向けのホールセールの債券市場か ら締め出されている。スペイン銀行(中央銀行)が指摘する約1810 億ユーロの建設や不動産への「問題となる可能性のある投資」に対し て、市場の懸念が高まっていることが背景。ムーディーズは損失の前 倒し処理や資本増強により、スペイン政府は投資家の信頼を回復する 機会が得られるとの見解を示した。

ムーディーズは「最近の発表内容が、断固たる行動を取る用意が るという同国政府の一段と固い決意を示しているならば、こうした資 本増強や再建で最終的に市場の信頼を回復できる可能性がある」と記 述。「これは貯蓄銀や同国の銀行システム、政府にとって大いにプラ スになる」と続けた。

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