KDDI:10-12月期の純利益2.5%減-携帯の通話収入減

国内通信2位KDDIが24日発表 した第3四半期(2010年10-12月)連結決算によると、純利益は前年 同期比2.5%減の657億円となった。携帯電話事業で低料金プランの契 約者が増え、通話収入が減少したことが響いた。

売上高は同1.0%減の8534億円、営業利益は同1.3%減の1242億 円と減収減益。携帯事業の収益指標である総合ARPU(加入者1件当 たり月間収入)が同9.0%減の4980円となったほか、販売方式の移行が 他社より遅れている点も響いた。

通期(11年3月期)業績予想は据え置いた。売上高は前期比0.1% 減、営業利益は同0.3%増といずれもほぼ横ばいだが、前期に固定の不 稼働設備の除却負担で特別損失を出した反動で、純利益は同13%増と2 年ぶり増益を見込む。

10-12月の携帯のARPUは、音声が2660円と同17%減。データ は2320円と同2.7%増だが音声の落ち込みをカバーできていない。会見 した田中孝司社長はスマートフォン(多機能携帯)戦略の巻き返しを背 景に、データと音声の比率が「来年度には逆転し、その翌年には総合A RPUも上昇に転じる」との見通しを示した。

ただし、米アップルの端末「iPhone」が好調な国内通信3位 ソフトバンクではデータの伸びで総合ARPUがすでに反転傾向。国内 携帯首位NTTドコモでも底打ちしつつある状態。

今期スマートフォンは100万台超

田中氏は今期の同社のスマートフォン販売台数が「大体100万超に なるとみている」と述べた。昨年11月に投入した個人向け3機種目の スマートフォンが売れ行き好調なことで、同10-12月期実績は39万台。 田中氏は1-3月期には他の機種も投入予定なことから、50万台以上の 販売が可能との見通しを示した。

国内スマートフォン市場については調査会社MM総研が昨年12月 に、10年度の出荷予想を8月末の前回調査時から53%上方修正し、675 万台としていた。

KDDIはまた、昨年10月に表明した、同社としては過去最大の 自社株買いについて、買い付け額が18日までに上限の1000億円に達し たと発表した。田中社長は会見で、取得した自社株の使途について「何 も決まっていない」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE