中国企業の起債が過去最大の活況呈す-融資の伸び望めず、株も低調

中国企業が今年これまでに社債を 通じて調達した資金は、株式市場から集めた資金の4倍余りとなって いる。当局のインフレ抑制措置で融資や株式を通じた資金調達が抑え られているためで、中国起債市場は年明けから記録的な活況を呈して いる。

年初来の社債発行は1000億元(約1兆2600億円)と、前年同期 を68%上回り、ブルームバーグが1999年にデータ収集を開始して以来 最大。これに対し、人民元建ての株式発行は235億元と、前年同期の 340億元を下回ったことをブルームバーグ・データが示している。

BOCインターナショナルの債券アナリスト、陳剣波氏(北京在 勤)は「融資量に関して当局は規制を強めた」と指摘し、「これが企業 が融資を得る上での障害になっている。当局は一方で、特に起債を通 じた直接金融を促している」と説明した。

株価の低迷と融資の伸び制限は、多くの企業にとって資金調達手 段が起債だけになったことを意味する。上海総合指数は過去1年間に 13%下落し、ブルームバーグがカバーする10大株式市場の株価指標で パフォーマンスが最も悪い。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリ ルリンチの指数によれば、同期間に元建て社債のリターンはプラス

3.1%だった。

今年これまでに社債を発行した主な中国企業は同国最大の石油・ 天然ガス生産会社であるペトロチャイナ(中国石油)の親会社、中国 石油天然ガス集団(CNPC)などで、同社は4回の起債で計300億 元を発行した。同国の電力会社、中国華能集団も50億元の起債を完了 した。いずれもブルームバーグのデータが示した。

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