FRB:今後数カ月で雇用重視の政策から転換も-25、26日にFOMC

米連邦準備制度理事会(FRB) は、今後数カ月で最適な雇用実現から経済のスピード抑制へと政策の 軸足を移す可能性がある。

元FRB理事で現在マクロエコノミック・アドバイザーズの副会 長を務めるローレンス・マイヤー氏は、「今年半ばまでには景気の勢い が増し、タカ派が一斉に引き締めを求めることになる」と指摘し、イ ンフレとの闘いを重視するFRB当局者に言及した。

FRBは今週25、26日、金融政策の運営方針について討議する連 邦公開市場委員会(FOMC)を開く。マイヤー氏は、FRBが政策 金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2012年1月 に引き上げ始めるとみている。モルガン・スタンレーの主任債券エコ ノミスト、デービッド・グリーンロー氏は利上げに向けた動きが明確 になる中で、米2年物国債利回りが年末までに1.25%に上昇すると予 想している。1月21日は0.609%だった。

高止まりしている失業率は、経済成長が加速する中でも短期金利 をゼロ付近にとどめる政策を正当化するのか-。この疑問は今後一段 とFRBに重くのしかかることになる。リッチモンド連銀のラッカー 総裁は14日、記者団に対し「今後大いに討議対象になると思う」と語 った。同総裁は今年の成長率が最大4%に達するとみている。

一方、ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、 ジャン・ハッチウス氏と、JPモルガン・セキュリティーズの米国担 当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は、FRBは13年まで 政策金利を据え置くとみている。

元FRB当局者のフェロリ氏は「かなり低いインフレ率と高い失 業率が今後も比較的長い間続くことになる」と指摘。FRBは、「雇用 の実際の水準と最適な水準のギャップに注目し続けるだろう」との見 通しを示した。

ハッチウス氏は12日付のリポートで、米経済には「インフレが問 題化してFRBが利上げを開始するまでに成長できる余地がかなりあ る」と指摘した。

-- Editors: Melinda Grenier, Daniel Moss

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