農水省:小麦の製粉会社向け売却価格、08年以降で最大の引き上げか

日本政府は、国内製粉会社に対す る小麦の売り渡し価格を2008年以降で最も大幅に引き上げる可能性が あるとの見方を、穀物商社ユニパックグレインの茅野信行社長が示し た。オーストラリアや北米での天候不順で小麦供給が減少していること が背景にある。

農水省のデータによると、米国やカナダ、豪州産の製粉用小麦の平 均輸入価格は昨年12月末までの4カ月間で20%以上上昇した。農水省 食糧貿易課の塩川白良・課長は19日のインタビューで、同省が2月 に、同月までの輸入価格を基に製粉会社向け売却価格の変更を発表する 計画であることを明らかにした。詳細に関するコメントは控えた。売却 価格は半年ごとに改定される。

国連によると、砂糖や穀物、油糧種子の価格が上昇したため、世界 の食料価格は昨年25%上昇し、12月には過去最高水準に達した。食料 高騰を背景にハイチやエジプトで暴動が相次いだ08年の水準を超え た。日本政府が価格引き上げを実施したこの年には、製粉国内最大手の 日清製粉グループ本社や山崎製パンなどの食品メーカーがパンや麺類の 値上げに踏み切った。

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