サルコジ仏大統領:不均衡是正と金融取引税を目標に-G20議長国

フランスのサルコジ大統領は 24日、同国が今年20カ国・地域(G20)の議長国を務める間の目 標として、世界経済の不均衡への監視強化と金融取引税での合意を挙 げた。

同大統領はパリでの記者会見で、世界経済の不均衡を明白にする ような指標についての国際的な合意を目指す考えを示した。外国為替 システムについての作業部会の議長をメキシコとともに務めるようド イツのメルケル首相に要請した。

サルコジ大統領は「不均衡は拡大しつつあり、危機の頻度は高ま っている」と指摘。「不安定性があるというのは陳腐な言い方かもし れない」としながらも、この問題への対処を怠れば「重大な結果をも たらすだろう」と語った。

2011年中に世界の金融システム改革について合意に達するとは 考えていないものの、最終的な合意に向けた議論の進展を促す意向だ と述べた。G20議長としては従来のような米ドル優位への批判を控 え、中国の人民元政策への反対にも言及しなかった。

「中国のインフレ圧力と内需拡大の必要性が中国当局に独自のペ ースでの人民元上昇容認を促すだろう」と述べるとともに、「米ドル は世界の支配的通貨であり続けるだろう」と語った。「支配的通貨は 唯一の通貨というわけではない」と付け加えた。

また、国際通貨基金(IMF)の役割は世界の不均衡を監視し抑 制することであるべきだとの考えを示した。

金融取引税は「道徳的で、投機を抑制するとともに開発に必要な 資金を確保するのに効果的だ」と述べ、これを支持する考えを示した。

商品取引の規制に関しては同市場におけるデリバティブ(金融派 生商品)の役割の研究にロシアのメドベージェフ大統領が協力するだ ろうと述べた。

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