今週の米指標:成長率加速か-個人消費4年ぶりの高い伸びへ

今週発表される米経済指標では、 2010年10-12月(第4四半期)の成長率が加速したことが示され る見込みだ。個人消費の4年ぶりの大幅な伸びが原動力になったと みられている。

米商務省が28日に発表する昨年第4四半期の国内総生産(GD P、速報値、年率)は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコ ノミスト67人の調査中央値で、前期比3.5%増が予想されている。 7-9月(第3四半期)は同2.6%増だった。

ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が25日と26日に開く 連邦公開市場委員会(FOMC)では、成長率が高まっても、より 多くの資金を金融市場に供給する政策を変更するには十分でないと の判断が示されるとみられる。

調査会社マリア・フィオリニ・ラミレスの米国担当チーフエコノ ミスト、ジョシュア・シャピロ氏は「個人消費が非常に堅調な四半期 が示されるだろう」と指摘。「企業は現金を豊富に持ち、最終需要は 持ち直しつつある。今年の設備投資も引き続き底堅いものになると期 待される」と述べた。

第4四半期の個人消費は前期比4%増と、06年10-12月(第 4四半期)以来の高い伸びが見込まれている。個人消費は米経済の 約7割を占める。

住宅は引き続き低調か

米商務省が27日に発表する昨年12月の製造業耐久財受注は前 月比1.5%増と予想される。11月(改定値)の同0.3%減から回復す る見込みだ。

一方差し押さえが増える中で、住宅分野は厳しい状況が続くもよ うだ。全米20都市を対象にした昨年11月のスタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は、前年同月 比1.7%低下と、09年12月以来の大幅低下になるとみられている。 発表は25日。

商務省が26日に示す昨年12月の新築一戸建て住宅販売(年率 換算)は、前月比3.5%増の30万戸となる見通し。10年8月に記録 した過去最低水準(27万4000戸)近辺での推移が続く。 ん

全米不動産業者協会(NAR)が27日発表する昨年12月の中 古住宅販売成約指数は、前月比0.9%上昇にとどまると予想されてい る。11月は同3.5%上昇だった。

このほか28日発表の1月のロイター・ミシガン大学消費者マイ ンド指数(確定値)は73.0と、昨年12月の74.5から低下する見込 み。米民間調査機関コンファレンス・ボードが25日発表する1月の 消費者信頼感指数は54.2と、前月の52.5からの改善が予想されて いる。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

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