自民・谷垣氏:与謝野氏起用は「政権の信頼おとしめた」-党大会

自民党は23日午前、都内のホ テルで定期党大会を開いた。谷垣禎一総裁は菅直人首相が内閣改造でこ れまで民主党の政策を批判してきた元自民党の与謝野馨経済財政担当相 を任命したのは政権の信頼性を自らおとしめる行為だと批判、24日開 幕の通常国会を前に対決姿勢を鮮明にした。

谷垣氏は総裁年頭演説で、与謝野氏の閣僚起用について「民主党政 権やマニフェスト(政権公約)をあれほど否定した与謝野氏を経済財政 の司令塔に据えた。貧すれば鈍す、菅内閣がここまで政権の信頼性を自 らおとしめるならば、われわれは与野党協議においそれと応じるわけに もいかない」と指摘。そのうえで「今般の動きは総選挙で信を受けたマ ニフェストからの一大転換であり、国民の信を受けないままの変質、変 節であることにほかならない」と語った。

与謝野氏は2009年の衆院選で自民党の東京比例代表で当選。そ の後、昨年4月に「たちあがれ日本」の結党に参加したが、内閣改造に 先立って「たち日」も離党した。

また、谷垣氏は2011年度の政府予算案が2年連続で税収を新規 国債発行額が上回った原因は子ども手当、農家の戸別所得保障など民主 党のマニフェスト関連施策だと指摘。菅首相が呼び掛けている社会保 障・税制一体 改革での超党派協議について「民主党がマニフェストを 撤回して、政府・与党の案をきちんと作ってから与野党協議に臨むべき だ」と述べ、マニフェストの撤回と政府・与党案の提示が自民党として 応じる条件との認識を示した。

これに先立ち、公明党の山口那津男代表も来賓あいさつで、「政 府・ 民主党として具体像をしっかり出してもらうことが大前提だ」と 語った。

一方、日本経団連の米倉弘昌会長は社会保障・税一体改革に「環 太平 洋連携協定」(TPP)交渉参加問題など経済連携の推進といっ た課題を挙げ、自民党が「超党派の取り組みにも積極的に参画し、力を 尽くしてほしい」と求めた。

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