BOA、モンタグ氏率いる投資銀行部門に依存-年間利益63億ドル

資産規模で米銀最大手のバン ク・オブ・アメリカ(BOA)は、グローバル・バンキング・アン

ド・マーケッツ部門で稼いだ利益が昨年は63億ドル(約5200億

円)と、ほかの部門の年間利益のほぼ2倍だった。

21日のBOA発表によると、2010年10-12月(第4四半期)

の同部門の利益は7億2400万ドル。費用や税金が響き前年同期比

では50%減少したものの、株式売り出しの手数料が7-9月(第3

四半期)から45%引き上げられたことで、助言および引き受け業務

の利益は2010年で最高となった。BOAのブライアン・モイニハ ン最高経営責任者(CEO)は通期業績について「堅調」だったとの

認識を示した。

BOAは09年に米メリル・リンチを買収して以降、業績拡大に

向け、投資銀行事業に依存してきた。同部門は元米ゴールドマン・サ

ックス・グループのトレーディング責任者だったトーマス・モンタグ

氏が率いる。昨年はトレーディングや引き受け業務の利益で、リテー

ルの住宅ローンおよびクレジットカード事業での損失や評価損を吸収 した。

ノースカロライナ大学のトニー・プラス教授(金融学)は「モン

タグ氏の部門が同行を支えている。同部門が収入源となり、最悪の状

況に陥った住宅ローン部門を補ってきた」と指摘。「昨年は、債券担

当のセールスやトレーディング、引き受け業務職員がBOAの業績に

大きく貢献した」と述べた。

BOAの10-12月決算は、赤字が12億4000万ドルに拡大

した。問題のある住宅ローン債権を買い戻すための引当金を積み増し

たことや訴訟コスト、住宅金融事業ののれん代償却が響いた。

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