米BOA:住宅ローン債権の買い戻し、最大100億ドルの追加費用も

資産規模で米銀最大手のバンク・ オブ・アメリカ(BOA)は問題のある住宅ローン債権の買い戻しに 関し、残りの買い戻し要求に対応するためさらに70億-100億ドル (約5790億-8270億円)の費用が生じる可能性があるとの見方を示 した。同行は2010年10-12月(第4四半期)にこの問題で41億ド ルを引き当てている。

BOAは21日、スライドによる発表で、金融保証会社や民間投資 家に関連した将来の損失として予想されるレンジの「上限」だと説明。 チャールズ・ノスキ最高財務責任者(CFO)はアナリスト向けの電 話会議で、実際の費用はBOAが組成した住宅ローンの買い戻しを求 める企業が直面する「法務および手続き上のハードル」次第になる可 能性があると述べた。

この電話会議でモルガン・スタンレーのアナリスト、ベッツィ ー・グラセック氏は費用の予想レンジを踏まえ、なぜ引当金を増やさ なかったのかと質問。これに対しノスキCFOは、引当金の規模は適 切だと答えた。

同CFOは費用の予想額について、「これは発生するかもしれな いというレンジであり、発生の可能性が高いレンジというわけではな い」と説明。将来の損失は「理論上では、最も少なければゼロもあり 得る。さまざまな仮定に基づけば、最も高くて70億-100億ドルと なる可能性がある」と付け加えた。

引当金の積み増しなどが影響し、BOAの第4四半期決算は赤字 が拡大。ノスキCFOは、住宅ローン投資家やBOAのローンに保証 を与えた金融保証会社といった民間市場での買い戻し要求への対応は、 「手続きが長引くと見込まれ、完了までには何年もかかる可能性があ る」と指摘した。

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