中国人民元、17年ぶり高値近くで推移-米国からの圧力や成長加速で

中国人民元は21日、ドルに対して 17年ぶりの高値近くで推移した。米国が元高加速を求める圧力を強め たことや、中国の昨年10-12月(第4四半期)国内総生産(GDP) 成長率が予想に反して前四半期を上回ったことを受け、今年1-3月 (第1四半期)の利上げ観測が強まった。

オバマ米大統領は今週、胡錦濤国家主席に対し、人民元相場は人 為的に低く抑えられているとして、上昇加速を容認すべきだとの考え を示した。ドイツ銀行、JPモルガン・チェース、UBSは20日、中 国の2011年の経済成長率とインフレ率の見通しを上方修正するとと もに、1-3月期に利上げが実施される可能性があると予想した。

英スタンダードチャータード銀行の上級外為ストラテジスト(香 港在勤)、ロバート・ミニキン氏は、「米中首脳会談前に見られた人民 元の顕著な上昇は妥当だったように思える。会談が終わったことで、 今後は若干もみ合う動きが見られるかもしれない」と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上 海時間午後4時36分(日本時間同5時36分)現在、前日比0.03%高 の1ドル=6.5833元。前週末比では0.10%上昇した。19日には公定・ 市場レートが統合された1993年末以約17年ぶりの高値となる6.5817 元に上昇していた。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の中心レートを1ド ル=6.5886元と、前日の6.5883元とほぼ同水準に設定した。昨年10 -12月期GDP成長率は9.8%と、7-9月(第3四半期)の9.6%、 ブルームバーグがまとめた予想の9.4%をいずれも上回った。

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