欧州債(21日):独2年債下落、約1年ぶり高利回り-景況感改善で

欧州債市場ではドイツ2年債相場 が下落し、同利回りは過去1年余りの最高となった。この日発表され た経済統計でドイツの景況感が予想に反して改善したことが示され、 インフレが加速するとの見方を高めた。

スペイン国債を中心にユーロ圏の高債務国の国債相場が上昇した。 ドイツのIfo経済研究所が同日発表した1月の独Ifo企業景況感 指数は110.3と、前月の109.8から上昇し、東西再統一後のドイツ の統計が1991年に始まって以来の最高を更新した。ドイツ国債は週 間ベースでは3週連続安となった。株高を背景に域内で最も安全とさ れるドイツ国債に対する需要減少が響いた。

2年債利回りは先週に28ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇していた。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁がイ ンフレリスクの高まりに言及したことが嫌気された。

ノルデア・バンク(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、ニー ルズ・フロム氏は、「利回り上昇はドイツ経済の好パフォーマンスが 主な原動力だった」と述べ、「ECBの早期利上げ見通しを考慮する と、市場はかなり後手に回っている。利回りにはまだ上昇の余地があ る」と述べた。

ドイツ2年債利回りはロンドン時間午後4時17分現在、前日比4 bp上昇の1.29%。この日は7日以来の最大の上げとなる場面もあっ た。同国債(表面利率1%、2012年12月償還)価格は0.07ポイン ト下げ99.47。10年債利回りは3.16%と、前日からほぼ変わらず。 前週末14日からは12bp上げている。

スペイン10年債利回りは14bp低下の5.2%。週間では17bp 下げた。イタリア10年債の利回りは8bp下げ4.7%。アイルラン ド10年債は8.8%と、前日からほぼ変わらず。1週間前は8.52%だ った。

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