スイス中銀総裁:フラン高が輸出と景気回復に悪影響与えている

スイス国立銀行(SNB、中央銀 行)のヒルデブランド総裁は、スイス・フラン高が同国の輸出と景気 回復を損ねているとの認識を示した。

同総裁は20日遅くのチューリヒでのイベントで講演し、「この数 カ月のスイス・フランの明らかな上昇は経済のさまざまな分野で大き な重荷となっている」と述べた。「SNBは特にフラン高で、今年のス イス経済成長が大きく減速すると見込んでいる」との見方を示した。

ユーロ圏の債務危機を背景に、スイス・フランは対ユーロで過去 1年間に13%上昇。SNBは昨年6月、ドルとユーロを買ってフラン を売る市場介入を中止。デフレと行き過ぎたフラン高の阻止に向けた こうした政策が大きく成功したとしていた。

ヒルデブランド総裁は講演後の質疑応答で、「デフレの危険はおお むねなくなった。同時に外国の経済環境は前向きに進展している」と 述べた。

SNBは先週、ユーロ値下がりを受けユーロ建ての準備資産の価 値が大きく目減りし、2010年は過去最大の赤字になったようだと発表 した。

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