米大統領、議会に赤字抑制などの責任共有要請へ-25日に一般教書演説

オバマ米大統領は25日に予定す る一般教書演説で、上下両院の多数派が異なる「ねじれ議会」に対し、 赤字抑制や米国の対外競争力強化の責任の共有を強調する方針だ。与 党民主党関係者2人の話で明らかになった。

大統領は全米にテレビ中継される一般教書演説の場を利用し、政 策運営の軸足を就任後2年間の大半を費やした金融危機対応から経済 面の中長期的課題に対応していくためのビジョンに移す意向だと、政 権当局者は民主党関係者に語っている。

ホワイトハウスのギブズ報道官はその前触れとして、昨年12月 6日にオバマ大統領がノースカロライナ州で行った演説を挙げている。 大統領はその中で、旧ソ連が米国に先んじて1957年に世界初の人工 衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功したことを引き合いに出 し、中国や韓国、インドなどの急成長する新興国からの追撃を「われ われの世代のスプートニク的な状況だ」と指摘した。

大統領はこの演説で、「われわれが直面する最も重要な競争は、民 主党と共和党の間にあるのではない。それは米国と経済面で競合する 世界中のライバルとの競争だ」と強調していた。

一般教書演説に具体的な予算計画は期待できないものの、大統領 は厳しい選択を求める方針だという。競争力強化の面では、「技術革新 と教育、インフラ」への投資を呼び掛ける見通しだ。