来週のNY原油先物相場:58%が下落を予想-中国の利上げ観測で

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落しそうだ。中国がインフレ抑制のため利上げに踏み切り、経済成 長と燃料需要が鈍化するとの懸念が強い。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト40人を対象に実施した調 査では、23人(58%)が来週の原油先物相場は下落と予想。上昇予想 は10人(25%)。横ばい予想は7人だった。前回は43%が下落を予 想した。

12月の中国の消費者物価指数(CPI)上昇率が4.6%だった一 方、10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)成長率は9.8% だった。ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査では9.4% (中央値)が予想されていた。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・ キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は 「中国の景気引き締め策は市場を圧迫し続け、原油価格を押し下げる だろう」と述べた。同氏は「歯止めがかからないアジアの成長で価格 は上昇し、中国はこれを抑制するためさらなる措置をとる可能性が高 い」と予想した。

中国は2010年に利上げを2回実施し、今月14日には銀行の預金 準備率を引き上げた。

米エネルギー省が発表した先週の原油在庫が7週間ぶりに増加した ことも原油相場の圧迫要因になりそうだ。原油在庫は262万バレル増加 し3億3570万バレルとなった。

原油先物3月限は今週に入って3ドル(3.2%)下落し、20日の終 値は89.59ドル。

04年4月の調査開始以来、相場の方向性を正しく予測した確率 は47%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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