【クレジット市場】ナイジェリアなど新興国や企業、ドル建て債発行へ

中国やブラジルからナイジェリア まで、新興国の資金の借り手はドル建て債発行を増やしている。米ジ ャンク債の価格が割高との懸念が広がるなか、高成長国の資産への投 資家需要が高まっており、新興国の発行体はそうした市場環境に乗じ ている。

ナイジェリアは同国初の国際市場での起債となる5億ドル(約 415億円)規模の10年債発行を計画している。ブルームバーグの集計 によると、米社債市場では今月、新興市場の発行体による少なくとも 139億ドルの調達が見込まれており、過去最高だった昨年10月の190 億ドルに迫る勢いだ。

米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチによると、 新興国の債券発行体による市場規模は昨年17.5%拡大し、伸びは05 年以来最大となった。一方、世界市場の伸びは9.9%に減速した。

投資会社ICEキャニオン(ロサンゼルス)の共同創設者でマネ ジングパートナーのネイサン・サンドラー氏は、「発行規模は資金・ 与信の爆発的増加および需要が起きている兆候だ」と指摘。投資家は 世界のどこに投資収益を求めるか見極めようとしていると述べた。

三菱UFJ証券USAのクレジットストラテジスト、ノエル・へ バート氏は、ファンドマネジャーらは低格付け国の社債上乗せ利回り を求めていると指摘した。

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