東電やガイシなどスマートグリッド関連の一角高い、発電所建設報道

東京電力や日本ガイシなどスマー トグリッド(次世代送電網)関連銘柄の一角が、相場全般の下げに逆 行して高い。東芝や東電などが日本政府と連携し、ブルガリアで世界 最大級の太陽光発電所の建設に乗り出す、と21日付の日本経済新聞朝 刊が報道。現地でスマートグリッド事業も展開すると伝えられており、 関連企業に需要拡大を見込む買いが入った。

高木証券の勇崎聡株式情報部長は、きょうの同紙報道を受け、「ス マートグリッド絡みのところで日本だけではなく、グローバルで需要 が出てくるだろうという思惑がある」との認識を示した。

東電株は午後一段高で、一時前日比3%高の2036円と昨年10月 8日以来の2000円台回復。東電には、国内の「太陽光発電の余剰電力 買取制度」に基づき、来年4月から買取費用を「太陽光発電促進付加 金」として電気使用者に負担を求める、と前日発表の材料もあった。

また、高エネルギー密度で高効率のNAS(ナトリウム硫黄)電 池を東電と共同研究、事業展開しているガイシは一時2.9%高の1441 円と反発。太陽電池製造装置、同電池用電極ペーストなどを手掛ける ノリタケカンパニーリミテド株も一時5.2%高の326円まで上げた。

勇崎氏は、「ここしばらく主力株が手掛けにくくなっている中、テ ーマ株が順繰りに物色されてきたが、電気自動車関連なども足元は息 切れ、売られてきている」と指摘。その上で、スマートグリッド関連 について「手あかがついていないテーマとして、きょうのニュースな どをきっかけに個人投資家のお金が流れてきている」と話していた。 ガイシの出来高加重平均(VWAP)データを見ると、前日の約定数 763件、平均取引サイズ2400株に対し、きょうは午後2時19分まで に1232件、2343株となり、取引が小口化している状況が分かる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE