OPECに強まる増産圧力-アジアとアフリカの油種100ドル超えで

石油輸出国機構(OPEC)に増 産要求が高まっている。アジアとアフリカの指標となる原油価格が2年 ぶりに1バレル当たり100ドルを突破したためだ。

ブルームバーグがまとめたデータによると、西アフリカの指標であ るナイジェリアのボニーライトは17日に100.12ドルに達し、2008 年10月以降で初めて100ドルを超えた。マレーシアのタピスとインド ネシアのミナスは1週間前に100ドルを突破した。今週はそれぞれ

104.36ドル、104.01ドルで推移している。

国際エネルギー機関(IEA)は18日、「原油価格が三桁台にな ると景気回復に打撃を与えるリスクがある」とし、OPECは増産すべ きだとのシグナルを発した。OPECは同日、世界の原油供給は需要を 満たすのに十分だと反論した。

米JPモルガン・チェース(ニューヨーク)の石油調査担当の責任 者、ローレンス・イーグルス氏は「アジアの一部の指標原油価格が100 ドルを超えたことで、OPECが増産するリスクが高まった。今後数週 間に消費国から増産要求が強まっても驚かないだろう。これと並行して 増産圧力が高まることも間違いない」と述べた。

IEAは原油価格が95-100ドルにとどまれば消費国だけでなく 産油国も困難な状況に陥るとの見方を示した。大半の先進国の原油在庫 は27億4200万バレルで、「5年間のレンジの上限近く」という。

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