NY原油先物時間外:下落、89ドル台-中国の景気引き締め観測で

ニューヨーク原油先物相場は21 日の時間外取引で、週間ベースとしてはここ1カ月で3回目の下落にな りそうだ。中国のインフレ率が高いことから一段の景気引き締め策があ るのではないかとの懸念が強まった。先週の米原油在庫も予想外に増加 した。

今週に入って原油相場は2.3%下落。12月の中国の消費者物価指 数(CPI)上昇率が4.6%だった一方、10-12月(第4四半期)の 国内総生産(GDP)成長率は9.8%だった。米エネルギー省が発表し た先週の原油在庫が7週間ぶりに増加したことも相場を圧迫した。ブル ームバーグ・ニュースの調査では減少が予想されていた。

ナショナル・オーストラリア銀行の鉱物・エネルギー担当エコノミ スト、ベン・ウェストモア氏(メルボルン在勤)は「中国の指標は強過 ぎて、当局が引き締めざるを得ないとの懸念が広がっている。先週の原 油在庫も供給と潤沢な在庫に焦点が集まっているときだったため、イン パクトがあった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は一時、 21セント(0.2%)安の1バレル=89.38ドルを付けた。シドニー時 間午後零時21分(日本時間午前10時21分)現在、89.46ドルで推 移している。前日の通常取引は2.4%下落し89.59ドルで引けた。終 値としては7日以来の安値。

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