フランク米下院議員:デビットカード手数料規制の修正を支持

米連邦準備制度理事会(FRB) が提案したデビットカードの手数料規制案について、バーニー・フラ ンク下院議員(民主、マサチューセッツ州)は修正を加えるために下 院で過半数を占める共和党と取り組む用意があると述べた。

FRBは昨年12月、銀行口座と連動したデビットカードの取引で 金融機関が小売店などから徴収する「スワイプ」と呼ばれる手数料に 上限を設定する規制案を発表。これが実現すれば米銀全体で年間収入 が120億ドル(約1兆円)以上減少する可能性がある。

徴収した同手数料をカード発行銀行に納めているカード決済ネッ トワーク会社、ビザとマスターカードの株価は、FRBの規制案が発 表された12月16日以降、ともに10%強下落した。投資家の間に、両 社のビジネスモデルが手数料規制によって打撃を受けるとの懸念が広 がった。

FRBに手数料規制を義務付けた米金融規制改革法(ドッド・フ ランク法)の条項の修正に向けた超党派の取り組みに関してはこれま でもさまざまな発言があったが、フランク議員の今回の発言は最も踏 み込んだ内容といえる。

フランク議員は19日のインタビューで、「共和党が行動したいの ならば、私は協力する」と述べた。

ビザの20日終値は2.3%高の70.69ドル。マスターカードは0.1% 安の235.10ドル。

FRBは、デビットカード取引での同手数料を取引1件につき一 律12セントとする提案を示した。購入額の平均1%としている現行方 式を切り替えるものだ。こうした上限設定は、金融規制改革法に基づ き今年7月21日までに実施される必要がある。クレジットカードの取 引手数料は購入額の約2%だが、変更はない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE